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意外と知らない鞄のバリエーション。
15のバリエーションを知って、自分のベストスタイルを見つけてください!
当鳩目堂でも、利便性を考えてあまり細分化させていない鞄カテゴリー。
でも、実はもっともっと細分化することができます。
鞄は、なんと太古のころからその存在が確認できるほど歴史があるそう。
それだけに、種類も豊富なんです。
今回の記事では細分化した15スタイルをビジネス度・カジュアル度を交えてご紹介させていただきます。
ダレスバッグ DALLES BAG
高級鞄といえば、これ!
名称の由来は、アメリカのダレス国務長官。この長官が愛用していたことから日本では「ダレスバッグ」と呼ばれています。ちなみに、「ロイヤーズ(弁護士)バッグ」「ドクターズバッグ」と言った別名も。
開いたまま固定できる開口部が特徴です。
ビジネス度 :★★★★★
カジュアル度:★☆☆☆☆
[参考商品]
<ファイブウッズ|Fivewoods>ダレスバッグ
アタッシュケース ATTACHE CASE
完璧に書類を守ります!
名前の由来はフランス語の「アタッシェ」。これは、大使館や公使館付きの武官のことを指します。
彼らが書類を持ち運ぶために使っていた手提げ鞄が由来です。
革製やアルミ合金製などの素材が使われているものが多く、開閉はロック式が一般的。
ビジネス度 :★★★★★
カジュアル度:★☆☆☆☆
スマートケース SMART CASE
元々は客室乗務員用ケースです!
枠付きで、フロントファスナーを全開にして荷物を出し入れできる鞄です。
元々は、1950年代のエールフランス客室乗務員たちが愛用していた機内用手提げ鞄だそう。
高度な職人技が必要な仕様で、生産できるメーカーが少なくなっています。
ビジネス度 :★★★☆☆
カジュアル度:★★☆☆☆
フラップブリーフケース FLAP BRIEF CASE
被せのワンハンドルがクラシカル!
ブリーフケースというと、裁判などに用いられる書類という意味の英語「ブリーフ」を収納するもの。大切な書類を収納するための鞄です。そのため、被せのあるフラップ構造で書類を守るタイプがこれ。
クラシカルな雰囲気で、持つ人の信頼感を高めてくれそうです。
ビジネス度 :★★★★★
カジュアル度:★☆☆☆☆
[参考商品]
<ピネイダー|Pineider>ブリーフケース
ファスナーブリーフケース FASNER BRIEF CASE
今の定番と言えばこのスタイル!
ブリーフケースの中でも機能性の高さで人気なのがファスナータイプ。
ファスナーで開閉できるタイプで、レザー以外にもナイロンやキャンバスなどさまざまな素材が使われたタイプがあります。
元々このファスナーを鞄に取り入れたのは<エルメス>だそう。
ビジネス度 :★★★★☆
カジュアル度:★★☆☆☆
ドキュメントケース DOCUMENT CASE
バッグinバッグにもなる便利アイテム!
ドキュメントは記録や資料文書を意味する言葉で、「ドキュメントケース」も広義ではブリーフケースの一種。ただ、薄マチの専用ケースをドキュメントケースと呼んで区別しています。
オフィス間の移動で用いたり、バッグの中に入れるバッグinバッグとしても使える鞄です。
ビジネス度 :★★★★☆
カジュアル度:★★☆☆☆
[参考商品]
<シセイ|Cisei>ドキュメントケース
トローリーケース TROLLEY CASE
出張や旅行に必須のアイテム!
2輪または4輪のホイールが装着され、転がしながら荷物を運ぶケースです。「トローリーケース」のほか、「キャリーケース」と呼ぶことも。
堅牢なアルミニウムをボディに採用したものから、軽量なポリカーボネート、さらに軽量なポリプロピレン素材などさまざまな素材が用いられています。
ビジネス度 :★★☆☆☆
カジュアル度:★★★★☆
ボストンバッグ BOSTON BAG
収納力抜群のカジュアルバッグ!
アメリカのボストン大学の学生が愛用していたことから「ボストンバッグ」と呼ばれるようになった鞄です。
特徴は大きな開口部のファスナー。そして、取り外し可能のショルダーストラップが付いているのが一般的です。
ビジネス度 :★★☆☆☆
カジュアル度:★★★★★
[参考商品]
<シセイ|Cisei>ボストンバッグ
ガーメントケース GARMENT CASE
洋服の持ち運びにはこれ!
これまでご紹介したトローリーケースやボストンバッグでも洋服の持ち運びはできますが、なるべくシワをつくらずに洋服をキープしたいならガーメントケースがおすすめ。
専用ハンガーが付いているタイプが多いので、スーツをハンガーにかけたまま持ち運ぶことができます。
ビジネス度 :★★★★☆
カジュアル度:★★☆☆☆
[参考商品]
<ビルアンバーグ|Bill Amberg>ガーメントケース
トートバッグ TOTO BAG
今やクールビズ期間の主役鞄!
「トート」とは、英語で「運ぶ」「運ぶもの」という意味で、大きな開口部を持った大型の手提げ鞄がルーツです。
元々はキャンプの時に水や氷を運ぶためのアイテムとして使われていたそう。
従来はアウトドアバッグの強いバッグでしたが、現在はレザーやナイロンの高級素材が使われたものも多く、ビズカジ筆頭の鞄になっています。
ビジネス度 :★★★☆☆
カジュアル度:★★★★☆
[参考商品]
<アラルディ|ARALDI 1930>トートバッグ
マルチ MULTI BAG
いろんな持ち方ができる人気のバッグ
マルチバッグは、手提げハンドルやショルダーストラップなどを付けることで、何通りもの持ち方ができるタイプのバッグ。
2Way、3Wayバッグなどと呼ばれ、その便利さゆえに人気が定着しているバッグです。
ちなみに、人気なのはエディターズバッグなどのトートバッグ。
ビジネス度 :★★★☆☆
カジュアル度:★★★★☆
[参考商品]
<セラピアン ミラノ|Serapian Milano>2Wayバッグ
ショルダーバッグ SHOULDER BAG
タイプは4つ。さまざまなスタイルあり!
一言で「ショルダーバッグ」と言ってもさまざまなスタイルがあるのがこの鞄です。
使用法で分類すると、「肩掛け」「手提げ」「背負い」「抱え」の4つに大別できます。
ただ、ショルダーストラップが付属されたブリーフケースは、本来の使用方法のブリーフケース扱いです。
ビジネス度 :★★★☆☆
カジュアル度:★★★★★
メッセンジャーバッグ MESSENGER BAG
対候性に優れるタフな斜め掛け鞄
元々はイギリスやアメリカの郵便配達員(メッセンジャー)が使っていた鞄です。
フラップ付きで中身を濡らすことがなく、そして斜め掛けで、重たい荷物を運びやすくしています。
自転車ブームによって、脚光を浴び、カジュアルバッグのひとつのカテゴリーとして定着しました。
ビジネス度 :★☆☆☆☆
カジュアル度:★★★★★
[参考商品]
<ブルックスブラザーズ|Brooks Brothers>メッセンジャーバッグ
フィッシャーマンバッグ FISHERMAN BAG
フライフィッシング用のトラディショナル鞄
英国生まれのフライフィッシング。紳士のスポーツとして親しまれてきたものです。
そのフライフィッシング用の鞄として誕生されたのがフィッシャーマンズバッグ。
元々、素材にはゴム引きされた防水コットンキャンバスが用いられて、道具を収納するポケットネットがつけられています。
今では定番のデザインです。
ビジネス度 :★★☆☆☆
カジュアル度:★★★★★
バックパック
BACK PACK
タウンにアウトドア、ビズカジまで!
背中に背負う袋タイプの鞄全般を指すバックパック。
アウトドアでの使用が一般的でしたが、現在ではタウンユースやファッションとして定着しています。
さらに、近年のクールビズで、レザータイプのものやブリーフ型のものなどがつくられ、ビジネスシーンでも活用できるタイプも多くなってきました。
ビジネス度 :★★☆☆☆
カジュアル度:★★★★★
[参考商品]
<ザネラート|ZANELLATO> ILDO | Dollarone | レザーバックパック
ボディバッグ
BODY BAG
たすき掛けのストラップで体にフィット!
ストラップをたすき掛けして、身体に密着させて用いる小ぶりの鞄。
昔は、ウエストポーチをたすき掛けして使う方もいましたが、近年では薄マチのボディバッグが主流に。
キレイ目に使いたいならレザータイプをカジュアルに使いたいならキャンバスやナイロンタイプがおすすめです。
ビジネス度 :★☆☆☆☆
カジュアル度:★★★★★
[参考商品]
<ダニエルボブ|DANIEL BOB>ボディバッグPIPPO
ウエストバッグ
WEST BAG
ハンズフリーのお気軽さが嬉しい!
バックル付きストラップをベルトのように腰で固定して使う小型の鞄です。
両手がフリーになるため、アウトドアや旅行用の鞄として人気を誇っていました。
ボディバッグやサコッシュなどの台頭を受け、人気が下火でしたが、2019年は「サコッシュ」からウエストポーチにチェンジする人が増えています。
ビジネス度 :★☆☆☆☆
カジュアル度:★★★★★
クラッチバッグ
CLUTCH BAG
ササっと小脇に抱えてさまになるタイプが増加!
昔は、セカンドバッグとも呼ばれ、おじ鞄という印象もあった鞄です。
この鞄の定義は肩ひもや持ち手がついておらず、片手で持ち運べる小さなバッグ。
ドキュメントケースがA4サイズ程度の書類が入るサイズなのに対して、クラッチバッグは財布やスマホなどの小物を収納するサイズです。
ビジネス度 :★★☆☆☆
カジュアル度:★★★★☆
[参考商品]
<ステファノマーノ|Stefano Mano>クラッチバッグ
いかがでしたか?
思ったよりデザインが細分化されていること、おわかりいただけましたでしょうか。
ビジネスとカジュアルとしっかり選ぶのも良いですし、今ならビズカジ両刀で選ぶのも良いですね。
ぜひ、最良の鞄を見つけてください!!