長財布は素材感と収納力を基準に!
またまた、財布のお話です。
前回ご紹介させていただいた長財布は、収納力とスマートさを基準としたものでした。
今回ご紹介するのは、やはり収納力を基準にしつつ、長くお使いいただくことを前提に、素材を厳選したものです。
その前に、財布のお手入れについて、軽く触れさせていただきます。
靴と違って、鞄の中やポケットの中に納まっていることが多い財布なので、あまりお手入れをしなくても良いと考えている方が多いと思います。
でも、まず取り入れてもらいたいのが、プレケア。
財布を使い始める前に、お手入れをすることで、キレイな状態を保てるだけでなく、傷などもつきにくくなります。
鳩目堂でおすすめしているのが、こちらのアイテムを使ったケア。
(写真左)
<コロニル|Collonil>1909 レザークリーム
このレザークリームの特徴は、軽いテキスチャーで、浸透力が高いこと。
このクリームでお手入れをしておけば、クリームでベタベタすることはありません。
オールマイティに使えるクリームです。
(写真右)
<サフィールノワール|SaphirNoir>レザーバーム ローション
このローションは、コクがあるタイプで革を柔らかくし、劣化やひび割れから皮革を守ってくれます。
ローションを付けた後にブラッシングをすれば、光沢感も。
大切な財布を守ってくれるローションです。
これらのアイテムはプレケアだけでなく、定期的なお手入れにもぴったり。
ぜひ、取り入れてみてくださいね。
革を愛でながら育てる長財布
革製品を使う醍醐味と言えるのは、エイジング。
そのエイジングを楽しめる財布は、このような長財布です。
<ソメスサドル|SOMES SADDLE>ラウンドジップ長財布|PA-01-GR
イタリア産のベジタブルタンニンレザーを使ったシリーズのラウンドジップ長財布。
革本来の魅力が詰まっていて、エイジングが楽しみな逸品です。
傷が目立ちにくいグレインレザーという選択
表面がつるっとしたスムースレザーは、気を付けていても自然に傷がつくことも多いですよね。
対して、表面に凹凸があるグレインレザーは、傷が目立ちにくいのが特徴です。
そのため、長く使える財布として、グレインレザー素材を使っているものもおすすめ。
例えば、こちら<スマイソン|Smythson>のパナマコレクション。
<スマイソン|SMYTHSON>パナマ|ラウンドジップ長財布|ホワイト
<スマイソン|SMYTHSON>パナマダイヤリー2019|ポケット付き|ホワイト
長財布と手帳のいずれも小さな菱形の格子模様をプレスされたクロスグレインレザーが採用されています。
質感が美しいだけでなく、傷をつけることに怯えることなく、お使いいただけるモデルです。
ただ、白の場合は、汚れが心配かもしれませんね。
その時は、防水スプレーだったり、レザーソープを使うと、キレイな状態を保てると思います。
もちろん、<スマイソン>パナマシリーズには、カラーバリエーションがありますので、濃い色のアイテムを選ぶのも良いですね。
<スマイソン|SMYTHSON>パナマダイヤリー2019|ペンシル付き|レッド
水に強く、耐久性にも優れたPVC素材の長財布もおすすめ
経年変化を楽しむというのが、革小物の楽しみではあるものの、革素材のネックというのが水に弱いということ。
これはいかんともしがたい問題です。
でも、現在では革の代わりに、硬質な素材「PVC」を使ったモデルもあります。
「PVC」とはポリ塩化ビニルのことで、「塩ビ」と言われています。
いわゆる合成皮革の一種ですね。
PVC素材の表面は硬く、耐久性に優れているだけでなく、お手入れが簡単です。
カビやダニの発生が少ないという機能性の高さも備わっています。
「PVC」が使われた長財布はこちら。
<ザネラート|ZANELLATO>長財布|51280|BLANDINE ブランディン
<ザネラート>を象徴する波模様がプリントされたデザインで、ネイビーが美しい長財布ですね。
ただ、経年変化はなく、どちらかというと経年劣化してしまうのがネック。
表面のコーディングが割れるなど、傷みが出てきてしまいやすい素材です。
さて、素材という観点から、おすすめの長財布をご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
現在ではさまざまな素材が使われた財布があり、それぞれが機能性や特徴を備えています。
それゆえ、選び方が難しくなってきていますが、自分が重視している点は何なのか。
優先順位をつけて選ぶことが大切なんだと思います。
ぜひ、素敵なお財布と出会ってくださいね。
<鳩目堂で取り扱っている財布一覧>
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